クックパッドが株主総会の2日前に創業者を執行役から解任って不意打ちすぎだと思う

シェアする

クックパッドが今日行われた取締役会で創業者である佐野陽光氏を執行役から解任したと日経新聞が報じています。2月12日の取締役会で佐野氏は執行役に選任されたばかりのはずなのに・・・これはさすがに創業者の佐野氏からしてみれば、スティーブ・ジョブズ的なクーデターだと感じているかもしれません。

創業者の佐野氏と現社長の穐田誉輝氏は2月に新取締役陣の案を合意していましたが、社長である代表執行役にどちらがつくかは明らかにされていませんでした。

これで代表執行役は引き続き穐田氏ということになるかと思いますが、今後のことを考えるとまだまだ混乱が起きるかもしれません。

明後日3月24日の株主総会で決まる新取締役陣は9名の内、佐野氏が提案した案から6名。穐田氏陣営は3名。こうなると今後の取締役会では圧倒的に佐野氏が有利だが、穐田氏有利な現体制の内だったので、今回のような解任騒動が起こったのだろう。これは佐野氏にとってはきっと不意打ちだったと思う。

なんといっても会社から出た公式リリースの解任理由が物々しい・・・

解任の理由

佐野執行役兼取締役は、株主提案を取り下げ、株主総会後の新体制を速やかに明らかにするようにと の社外取締役からの強い要請を受けながら 40 日以上それを決めることがなかった。これは、執行役とし ての職責にもとる行為である。更に社外取締役から、新体制では帰国して代表執行役兼取締役として経 営の前線にたつのか、と確認を求められても、まだ決めていないと答えた。これらの点を踏まえて議論 した結果、執行役としてふさわしくないと判断され、佐野執行役を解任することとした。

出典:執行役の解任に関するお知らせ 

24日の株主総会の決議事項は以下3つ

株主総会.PNG

特に取締役9名選任については、相当な質問が出そうだ。

スポンサーリンク

シェアする

おすすめ記事



スポンサーリンク