企業のプレスリリースの配信プラットフォームであるPR TIMESが先日3月31日に上場しました。そこで成長可能性に関する説明資料を開示していますので、その内容を元にPR TIMESの業績やビジネスモデルについて見ていきたいと思います。
目次
PR TIMESとは
会社情報
設立は2005年12月。設立から10年3ヶ月で上場したことになりますね。親会社はベクトルという独立系では最大のPR会社で77.9%保有しており、親会社も上場しています。従業員は30名と少なめ。
事業領域
企業と生活者向けにニュースを流通させており、いくつかサイトを運営していますが、やはりメインはPR TIMESのサービス。企業からPR情報を預かって、メディア関係者や生活者に届ける仕組みです。
ビジネスモデル
より多くのメディア関係者や生活者に見てもらう必要があるので、当然ニュースは無料で閲覧することができます。ビジネスモデルとしては利用する企業からお金をもらうところですね。
利用する企業は従量課金で1回利用3万円か定額プラン月8万円から選択することができます。比較的スタートアップの企業でも手の届く値段設定かもしれません。
PR TIMESの特徴
記事の内容はPR情報として配信されるので、発信する企業がしっかりとコントロール可能。その情報がお金さえ払えば、容易に掲載可能となります。また限度はありますが、効果計測ができるというのも企業としては良いですね。
配信する記事は記者やメディア、フリーランスライターにまで配信されます。サクラバは登録していませんでしたが、登録できるのかな?あとで試してみよう。
また合計80サイトのWebメディアやニュースアプリと提携しており、LINE NEWSとかに掲載された場合はかなり告知効果とか大きそうですね。
PR TIMESの自社メディアとしても月間約600万PVでFacebookやTwitterなども拡散に一役買います。
PR TIMESの事業環境
業績を見る前に簡単に事業環境を見ておきましょう。
まずグラフ左の情報流通量と消費情報量ですが、インターネットの普及によって流通情報量が急激に増えているのは明らかですね。また消費情報量も増えています。グラフは2009年までのものですが、以降スマートフォンの普及によってさらに消費情報量は増えているでしょう。
よく読書離れとか騒がれますが、質の善し悪しはともかくとして、消費情報量はここ数年で急激に増えています。スマートフォンを幼少期から持っている今の子供とかは大量の情報を消費して成長しているので、大人になった時には価値観とかも大分今と変わってきそうな気がするな。
インターネットの接続時間は2015年までのグラフですが、スマートフォンがパソコンを追い抜いています。それよりもこの5年でパソコンとスマートフォンを足すとざっくり1.5倍にインターネットの利用時間が増えているというのが驚きですね。
PR TIMESの業績
売上と営業利益の推移
売上は右肩上がりに伸びています。また営業利益も大きく伸びていますね。従業員を30名と少数でまわせる仕組みのようなので、固定費も小さくてすみそうだから、今後営業利益率は向上していくかもしれません。
利用企業数推移
上場企業の約26%が利用しています。既に結構利用していますが、まだ伸びしろがありますね。利用企業もこの5年急激に伸びています。
しばらくは安定して成長しそうです。