創業者が証券取引等監視委員会から金融商品取引法違反(株価操縦)に関与した疑いで調査を進めていると2月29日に産経新聞に報道された「出前館」を運営する夢の街創造委員会株式会社。夢の街創造委員会はこの件、社としては関与していないと説明しています。
出前館は便利でたまに利用させて頂くのですが、業績など調べてみました。
出前館とは
2000年にスタートした会員数が769万人(2016年2月時点)宅配のポータルサイトで、ピザや弁当、寿司、スーパーなど12,000以上の店舗からお届け待ち時間等の情報を見て注文することができます。
2016年2月の月間オーダー数は112万件と前年同月比136%とまだまだ成長しています。
最近では2月に4日間限定で半額セールを実施したところ、1日のオーダー数が創業以来最高の67,105件を記録しており、スマホ普及で出前の注文も手軽になったこと等も後押しし、業績も拡大しています。
株価操縦報道の裏事情
元々、TSUTAYAを運営するCCCが約30%を保有する筆頭株主となり、Tポイントも導入している出前館。
それが2015年頃にはCCCは大株主ではなくなっています。この約30%もの株式大量売却の対策がキッカケで今回の株価操作につながったのではないかとNet IB Newsは報じています。
夢の街創造委員会の業績
昨年度の実績と中期経営計画値です。利益率も高く、ビジネスモデル的にスマホと相性も良いので個人的にはこの程度の成長であれば達成できそうな気がします。
念のため過去3年の業績ですが、経常利益は順調に成長しています。
15期から16期にかけて売上が微増だったのが少し気がかりでしょうか。
楽天デリバリーが追い上げてきているので、スマホのアプリの使い勝手をより磨いて対抗していく必要がありそうです。