ヤフー知恵袋に抜かれてしまったOKWave(オーケイウェブ)は何で稼いでいるのか調べてみた

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みなさんOKWaveってご存知でしょうか?今はヤフー知恵袋のほうが有名かもしれませんが、元々このQ&Aの仕組みって日本ではOKWaveが老舗でその仕組は教えて!gooなどASPとしてパートナーにも展開されています。

オークションでいうヤフオク VS DeNAのビッダーズみたいなものですね。

ちなみにOKWaveの創業者である兼元謙任(かねもと かねとう)社長は元ホームレスという経歴です。

マネーの虎の生活創庫の堀之内九一郎も元ホームレスだけど、どん底から這い上がった人の強さってありそう。

そんなOKWaveの業績が今どうなっているのか調べてみました。

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OKWaveのサービス概要

OKWaveのサービス

BtoCのメディア事業が一般的には目立ちますが、実はBtoB事業を多く展開しており業績の中心はそちらです。

BtoBは主にカスタマーサポート系のツール提供をメインとするエンタープライズソリューションや多言語CRMがメインです。

結構カスタマーサポート業界では知名度が伸びているとは聞きます。

業績について

OKWave業績

OKWave業績ハイライト

売上はこの1年で下がってしまっていますが、営業利益率が悪かったのか営業アウトソーシングを撤退している影響が大きく、営業利益は黒字に転じています。

BtoCのソーシャルメディアはやはりヤフー知恵袋とのシェア争いの中で苦しんでいるのか、売上減少となっているようです。

あとBtoB系はほぼ横ばい。

スマートフォンのPVが伸びたようなので唯一の好材料ですが、全体のPVが伸びていないので安泰ではありませんね。

BtoC事業の動向

スマートフォンのPVが伸びた理由

OKWaveソーシャルメディア

Googleが最近SEOで重視しているモバイルフレンドリー。その対策をしっかりと実施したのでスマホPVが伸びましたよと。

だったらPCも検索順位も上がるはずなので、PCも伸びるような気がするのだが。。そこは横ばい的な。。

Q&Aの有料プランモデル

OKWave ナレッジマーケット2

OKWaveにおける売上シェアはまだ高くありませんが、伸びしろがありそうなのがこのQ&Aを有料で提供するモデル。

専門家に有料で質問ができ、回答をもらえます。OKWaveはその手数料を抜くモデルです。

弁護士とかお医者さんとか直接行くと待たされたり、高額だったりするのが安価に回答をもらえれば便利かもしれません。

近藤麻理恵さんの専門サイト化など多角化

OKWave ナレッジマーケット

コンマリさんついに海外へ。TIME誌で選ばれたからって海外でニーズあるのか疑問だけどな。

そうじの仕方って日本の狭い家と海外の広い家と結構違うだろうから、本も海外で売れているとは思えないが。様子を見守りましょう。

BtoB事業の動向

シャープのCSで活用

OKWave エンタープライズソリューション

さすが目の付け所がシャープです。

少しでもコスト削減・カスタマーサポートの品質向上に向けてOKWaveの仕組みを導入するようです。

多言語CRM

OKWave多言語CRM

売上比率の高い多言語CRM。Q&A事業のノウハウを活かして進出した分野なんだろうけど、今後東京オリンピックを含めて来日する外国人が急増しているのでインバウンド需要を取り込んで成長の余地があるかもしれない。

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