電子書籍のアプリで1,200万DLを超えるcomicoというアプリをご存知でしょうか。主に若い層が利用しているものと思われますが、縦スクロールでマンガや小説を読むというアプリで多くの作品を無料で読むことができます。
そのcomicoがリリースされたのは2年半前ですが、売上が急激に伸びているようです。
追記:2016年4月2日 14時38分
コメントによりcomicoは連結子会社があるのでcomicoの単独の数値じゃないのでは?とご指摘を頂きました。他のグループ会社と合算をすると計算が合わないため、単独だと思うのですが、非上場企業のため詳細が分析できず、可能性は否定できません。読者の皆様には申し訳ございませんが、念のため、ご承知おきください。
追記:2016年4月3日 10時46分
NHN comico社ですが、comicoアプリ以外に飲食店事業、ネットカフェ事業、ハンコインの発行事業があるようで売上はその合計のようです。
comicoとは
まず知らない人も多いと思うので、簡単に説明しておきます。以下はcomicoのHPより
comicoの特徴
出典:comico HP
簡単にいうとマンガや小説など大量の作品がスマホで読みやすい縦スクロールで読むことができます。作家はcomicoの独自作家の作品で、ジャンプやマガジンのように元々知名度のある作家はいませんが、多くの人に読まれているので人気が出てきているようです。
comicoの作品から単行本化されたり、アニメになったりという事例も最近急激に増えているようで、広告の他にもそういった形で売上を上げています。
comicoの業績
以下は4月1日に官報に掲載された決算公告からです。
なんと売上が136億円!?comicoのスタートは2年半前の13年10月31日。ダウンロードの伸びは聞いてましたが、売上は初めて聞きました。無料モデルでここまでマネタイズできてたのか・・・
また当期利益は4億円のマイナスのようですが、人気作品も数多く生まれてきているので次の決算では黒字化しそう。
無料でマンガや小説を読ませて売上が136億円かー。無料でマンガが読めるアプリは増えていて、大手出版社もこぞって出しているけど、おそらくトップを走るcomicoがここまで売上を上げているとは衝撃的だな。
これから出版業界が変わりそう。