人事担当者はジョブセンスや転職会議はお世話になっているでしょう。今回はそれらのメディアを運営するリブセンスの決算内容をみていこうと思います。
転職会議といえば、だんだん退職者の2ch化してきているなーと最近見ており、そりゃ退職したんだもん、悪口を書く人が多くなるよな。
コメントを見たいという欲求を会員登録につなげているところにリブセンスのマーケティングセンスを感じております。
目次
リブセンスの決算内容
ハイライト
前四半期で初の営業損失に陥ったリブセンス。この第二四半期も赤字でしたね。ただこの程度の赤字額であれば後半で広告宣伝費を絞るなどすれば、通期黒字計画は問題ない範囲ですね。
やはり退職者2chと化した転職会議が大幅増収ですか。ここはまだまだ伸びるような気がします。
海外は1年で撤退。やはりインターネット企業はどこも海外ではうまくいかないですね。若いリブセンスでは難しいと思ってましたが、やはりそうですか。
第2四半期の業績
販管費が大幅に増大しています。主に広告宣伝費と人件費が増えているようです。
事業別売上高
まだまだ主力はジョブセンスですね。とはいえ、売上はこの2年間横ばいです。
個人的には転職会議に注目していますが、比率はまだ全体の10%程度です。
求人メディアの情報掲載数
情報掲載数は伸びているのに、売上が横ばいってことは単価が下がってきているのか。
転職会議会員数
この1年で70万人ほど伸びて、165万人の会員数ですか。転職の市場規模を考えると、まだまだマネタイズはできると思います。
リクルートとか競争の激しい市場でCGMベースの転職会議が伸びているのは、ジョブセンスのマーケティング力ですね。
不動産情報メディア事業は低迷
前言撤回・・・とまではいかないですが、不動産情報は競争激化で売上が厳しい模様。
リブセンスの従業員の推移
なんでこんなに非正規雇用が多いんだろう。求人情報を調べてみたら、データ入力とかテレフォンマーケティング、コピーライターとかを募集しているみたい。ITと思いきや人力の部分は結構多いみたいですね。にしても四半期で10億円程度の売上の企業にしては多すぎじゃないだろうか。
そのうち業績不振で人員を減らす際に問題になりそうなレベル。
そうなったら転職会議にコメントが殺到するだろうなw
営業利益の推移
投資にまわしているのもわかるけど、主力の求人情報メディアの営業利益が縮小しているのは先行きが不安ですねぇ。
現預金もまだ20億近くありますし、財務的にまだ不安なレベルではないのですが。。
M&Aとか新事業投資を始めているので、また売上成長できる柱をどう構築するかがポイントですね。