先日もサイバーエージェントのゲーム事業の好調を取り上げましたが、少し先行きが不安な要素があるので年末ですが記事にします。
先日取り上げた記事↓
好調なサイバーエージェントが平均約100万円の臨時ボーナス。業績的にはもはやゲーム会社に。
好調なサイバーエージェントには10社のゲーム子会社があるが、サイバーエージェントのゲーム事業を指揮するのは取締役副社長・ゲーム事業管轄の日高裕介副社長。
日高祐介副社長とサイバーエージェント社長の藤田晋社長とはサイバーエージェントを創業する前から付き合いがあり、前職のインテリジェンスという人材紹介会社時代の同期であり、創業時からのメンバーでもある。
今ではサイバーエージェントで最もゲーム事業で稼いでいる稼ぎ頭Cygamesの取締役にも就任している。
サイバーエージェント日高裕介副社長の株式売却
その日高氏が自分の株式を1/3売却したらしい。
確かに約60万株保有していたのが、2015年9月には約40万株にまで減少している。(約10億円)
・日高祐介副社長の保有株の1年間の変動
2014.9 601,400
2015.9 405,200
藤田社長自信も売却
実は社長の藤田晋社長も60万株・約30億円を近い時期に売却しているものとみられる保有株式の減少があった。
・藤田晋社長の保有株の1年間の変動
2014.9 13,531,800
2015.9 12,954,800
ゲーム事業が非常に好調で、それ以外の事業も含めて右肩上がりのサイバーエージェント。
引き続き急激な成長が見込まれるのであれば、株価はまだまだ成長していくわけで、株式の売却は控えたいところだが、今回は大きな売却数となった。
レッドオーシャンであり、非常に競争の激しいゲーム業界。少し前ではDeNAやGREEが圧倒的な競争優位性を持っていたが、今ではモンストのmixiやパズドラのガンホーに地位を奪われてしまった。
好調なサイバーエージェントではあるが、将来を安泰とは見ていない証拠といえるかもしれない。