読書離れは大嘘。書籍・漫画の読書量が増えている現代人。

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至る所で最近(特に若者)の読書離れが叫ばれているが、いくつな実際のデータでもって誤解を解いておきたいと思う。ただし、前提として雑誌だけはその役割がスマホに置き換えられつつあり、売り上げ&読書量は間違いなく落ちている。この辺りはまた別の機会に書くとして、書籍や漫画の読書量が本当に落ちていないのか見てみよう。

(参考)出版物の販売額 過去最大の落ち込み NHKニュース

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書籍の読書離れは本当に行っているのか?

書籍の読書量

出版不況とか言われてるけど、実は昔より今の方が読まれる本は増えてるんだよね。 ほら ↓

書籍の読書量

※資料: 日本著者販促センター  ブックオフ販売冊数 2013

引用元:急成長する読書市場(Chikirin) – BLOGOS(ブロゴス)

これを見ると各メディアで”読書離れ”として報道されるときに良く引き合いに出されるのはインターネットの普及に加え、書店の販売冊数の低下。そこだけを見るのではなく、図書館の個人向け貸出冊数や近年成長したブックオフの販売冊数を含めると、人々が手にとっている本の総冊数は増えていることがわかります。

要は読書環境の多様化が起こっているのであって、決して読書離れを起こしているわけではない。さらにスマホで文字を読む量をプラスしたら、圧倒的にインプットしている情報量は急上昇しているだろう。

まとめると、そもそも書籍の読書量は増えており、読書環境の多様化により販売冊数が減っていて、加えてインターネットで情報量が積み増しされているというのが正しい認識だ。

続いて漫画の読書量

コミックス(紙・電子)市場の推移

1998→2013年コミックス市場の変化

引用元:ついにキャズム超え–コミック市場の4分の1は、すでに電子書籍になっていた – (page 2) – CNET Japan

紙の単行本の売上は減っているが、電子を入れると増加しているのがわかります。この電子コミックスの市場も大半はスマホでの読書であり、書籍と同様に読書環境の多様化が原因だとわかります。決して読書離れしているわけではありません。

正確に言うとここにはありませんが、電子コミック雑誌の売上は大きく減少しています。ここも最新の情報を届ける雑誌というメディアのニーズが減少しています。

スマートフォンの普及によって既得権益が侵害され、世の中大きく変わっていきそうですが、読書離れというのは正しくないと改めて認識しました。

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