DeNAのMERY・iemo等のキュレーション事業が四半期売上5億円に成長。ゲーム事業も再成長ステージへ

GREEがブラウザゲーム事業の売上が減少の中、他事業で盛り返すことができていない中、DeNAがすごい。ブラウザゲームのモバゲーはサイバーエージェントグループのCygamesのグランブルーファンタジーのおかげとはいえ下げ止まりをみせ、ネイティブゲームも含めると売上は完全に再成長ステージに入ったと見ていいでしょう。

さらにはMERYやiemo、Find Travelといったキュレーションメディアも好調です。

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DeNAの2015年度第3四半期 業績

国内ゲーム事業

フィーチャーフォンの衰退はユーザが減少し続けているから仕方がないとしても(とはいえ四半期34億円とはすごい)、ブラウザゲームの売上が下げ止まり、アプリマーケット経由のネイティブゲームは急激に売上が上昇しています。

ちなみに国内ゲーム事業について決算説明会で質問が出たが回答は以下のとおり。

■質問者
国内ゲーム事業は、Cygames 提供のサードパーティタイトル「グランブルーファンタジー」の貢献を除くと、どのような推移だったのでしょうか。内製・協業タイトルは、期待通りだったのでしょうか。

■回答
グランブルファンタジーが、当初想定していた以上に大きなタイトルになったことは前向きに捉えています。内製・協業タイトルでは、新規の大型ヒットはないものの、「スーパーガンダムロワイヤル」や、「ファイナルファンタジー レコードキーパー」など既存の主力タイトルは、ユーザの利用状況も良好で、運用やマーケティングでしっかり伸ばしていけると考えています。

やっぱりグランブルーファンタジーは期待以上だったんですねぇ。

海外ゲーム事業

2014年度4Qがピークでそこから減少に転じています。

売上は減少しているとはいえ、営業損失は減少傾向に。

ただサイバーエージェントも海外のゲーム事業はさっぱりだし、ネット系では一番海外売上を上げているんじゃないかな。ちなみに決算説明会の話では第4四半期のゲーム事業の売上収益は、海外事業での増収を見込んでいるとのこと。

第3四半期決算 概要

売上は季節要素の大きいスポーツ事業の影響もあり、前四半期ベースではマイナス。前年同期比ベースでもマイナスですが、1つ成長の兆しがみえる分野があります。

新規事業ですが、中でもMERYやiemoなどのキュレーションプラットフォーム事業が注目です。

注目のキュレーションプラットフォーム事業

利用者数合計が5,000万に。また売上も四半期で5億円とこの事業だけで上場できそうなレベルにまで達してきました。MERY(女性向けファッション)、iemo(住まい・インテリア)、Find Travel(旅行)は各カテゴリーを代表する存在になっており、今後広告以外の収益化施策も導入していくとのこと。

MARYは15年12月のTVCM実施後にアプリからのユーザが大きく増えているようです。

この分野は売上が伸びれば営業利益率が非常に高くなる分野ですが、参入障壁が決して高いわけではありません。今後、伸ばし続けることができるのか注目です。

MERYの利用者属性

もちろんですが、ほぼ女性です。

日時利用者数・PV数

確かに12月頃から急上昇しています。

今後のDeNAの伸びしろはゲームよりもメディア事業にあるかもしれません。

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