インターネット専業の広告代理店ってサイバーエージェント(21世紀を代表する会社)、オプト、セプテーニの売上順位が10年以上続いています。
最近ではアドウェイズなどの成長も高く、上位企業を脅かしていますが、この辺の事情って結構みんな知らない気がするのです。
2位のオプトを見れば事情がわかるかと思い調べてみたのですが、「100兆円ドーン!ででーん!」で驚いたのでお伝えします。
目次
インターネット広告代理店ってあんまり話題にならない謎
広告代理店もレップもインターネット系で上場している企業は結構あるんですけど、サイバーエージェント以外あまり話題にならないですよね?
その理由は最近はアドテクノロジーが発達しすぎて、新しい専門用語をやたら使いすぎて、投資家や一般人を置いてけぼりなのが理由だと思う。
CPAとかPVとかDAUは相手がITリテラシーが高いと踏めば、そのへんはいいとしても、RTBとかDSPとかSSPとか多くの人が理解できていない用語を平気でIR資料とか営業の提案で使うから嫌気がさすんですよね。
はっきり言ってインターネット広告代理店の人とかメディアの広告担当の人ぐらいしか認知が広まっていない用語がいっぱいありますから。
きっとメディアの担当もわかっているフリして、多くが理解してなかったりしますからね。わからなくても聞けないだけ。
今日は2位のオプトの的を絞って見てみました。セプテーニとかアドウェイズとかはまた今度。
オプトの連結決算
2013年から微増なのかな。ただあまり伸びていないですね。
インターネット広告市場は全体的にかなりの勢いで伸びているので、オプトの売上が微増ってことは市場成長率についていけていないということ。
市場シェアはどんどん下がっているはず。
そもそもこれまでの広告市場において広告出稿の自動化(いわゆるアドネットワーク等)が進んでいるので、そういったテクノロジーのある企業がシェアを伸ばしたり、圧倒的な競争力を誇るGoogle先生がシェアをさらに伸ばしているのかもしれない。
新3カ年目標に期待
この3年間売上が微増だったのに、2年後には売上が690億円から900億円にのびるという強気な計画でステキ!
どういう事業ポートフォリオなんだろうか。
オプトの事業
うん。よくわからない。次。
インターネット広告・アドテクノロジーの分野がメインのようですが、一般投資家はよくわからないだろうな。
そっか広告代理店ビジネスは最近アドテクノロジーの発達で一般人や投資家をおいてけぼりなので、そんなに話題にならず、メディアとかゲームとかわかりやすい企業に市場評価が集まるのかってことに気づいた。
現在、時価総額で言うと2015年9月25日時点でサイバーエージェントが3,037億円、オプトが172億円、セプテーニが551億円、アドウェイズが316億円です。
オプトが極端に評価されていないのは「わかりづらい」につきると思う。成長期待が投資家からわかりづらいのだ。
個人的に投資している事業や分野は評価しているし、今後伸びると思うけど、分かる人ってどれだけいるの?
上記の企業ごとにわかりやすい資料を開示しないと評価はあがらないだろうな。
今年の1月30日に開示された新3カ年目標
ここまでは改革・投資フェーズでした。
ここからだぜっ!って内容
3年間で135億円の投資
投資分野の内訳です。
100兆円、雇用者数100万人を超える社会貢献を巻き起こす
3年間売上成長が小さいのは投資フェーズだったからで100兆円の社会貢献を巻き起こすそうです。
これはgumiの国光宏尚社長の時価総額8兆円ツイートが口八丁(8兆)と話題になりましたが、それを上回る規模です。
このビジョンを信頼するならば市場評価は低すぎるのではないでしょうか。
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