任天堂の倒し方をご存知だったはずのGREE。元気なくて可哀想だから分析してみた。

「任天堂の倒し方、知らないでしょ?オレらはもう知ってますよ」これは地獄のミサワが言ったんじゃないよ。2012年のGREEプラットフォーム全盛期の時に面接官が言ったとして話題になったセリフだ。

「任天堂の倒し方、知らないでしょ?オレらはもう知ってますよ」by GREE社員  togetter

ちなみにその倒し方が迅速にパクるといった手法だったのか疑惑のゲームをいくつも世に出し、そのパクりようには中国人もビックリしたという。

GREEのゲームはパクリだらけ? そんな疑惑ゲーム一覧

前フリはさておき、GREEの決算を分析してみます。

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GREEの連結決算概要

1年で四半期ベースでは254億円→209億円まで売上が下がったいるとはいえ、まだありますね。

とはいえ、固定費の中でも特に人件費が四半期で47億円もあるので、多少リストラしたとはいえ、これ以上売上が下がってくると固定費を吸収できなくなるので決して安泰ではありません。

特損が重く当期純利益は103億円の赤字

当期純利益の赤字が四半期で103億円となってしまいましたが、要因の1つはこれ。

OpenFeintを閉鎖したのは2012年末でしたが精算してしまいましたか。

OpenFeintは元々、DeNAが出資し事業提携していたところをGREEが買収した。

当時はさながらいい女を取り合う男たちの戦いだったのですが、今思えば当時のソーシャルゲームトップ2社で繰り広げられたババ抜き合戦でしたね。

DeNAはしてやったりだと思いますが、別でngmocoという企業を引いてます。その辺どうなったかはまた今度に。

ゲーム事業の状況

ブラウザゲームはきれいに下がっていて下げ止まりは見えないですね。

ネイティブゲームのヒットに注力していますが、微減状態です。

GREEのネイティブゲーム

LINE タワーライジングが好調・・・って。えっ、今度はLINE?

ちょっと調べたらLINEのアカウントで出しているゲームのようなので協業案件なんですね。

LINEがプラットフォーマーでGREEは開発受託している感じなのか。

たぶん業務委託費だけでなく、売上のレベニューとかもある協業モデルなんだろうな。

もはやプラットフォーマーとしての競争は勝てないと明らかに踏んでいる証拠です。がっかりです。

GREEのブラウザゲーム

既存タイトル軟調、今期タイトル堅調。堅調ってなに。

低い計画を立てて、予想通りってことなのか。

アバターまだやってるやついるんだね。

FY15 振り返り

注力しているネイティブゲームはまだヒットが出ていませんね。

プラットフォームは厳しいと判断したのなら、おそらくGREEとしてはネイティブと新領域で伸ばしていく戦略のはず。

その新領域はいくつもサービスを立ち上げています。

GREEの新領域の事業

とにかく海外で流行っていて日本でまた来ていないサービスを中心にいろいろやってるようです。

え、Tonight(ラブホテルの当日予約ができるスマートフォンアプリ)って2014年8月にスタートして9月に終了したんじゃなかったの?当時爆速終了って話題になったけど、いつの間にか再開している。この終了した経緯はGREE広報が「社内外から様々な意見があり、総合的に判断した」と語っていた。

調べたところ株式会社Tonightという別の会社をつくり子会社の運営するサービスとして再開したみたい。

やっぱりラブホアプリを東証一部の企業が運営すると色々問題あるのかな。

どんな問題だろ。

おい、任天堂に勝ってねぇぞ。海外が厳しい状況

いいか、任天堂はなぁ。前期約5500億円の売上の内、4000億円以上が海外の売上という海外売上75%なんだぞ。

この海外売上の右肩下がりの売上はなんだ。外貨を稼げ。

ちょっと思った。任天堂がDeNAと提携したのはGREEの競合という感情的な面も少しあったのかな。ないか。

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