業績も驚異的なメルカリが遂に日本で3社目のユニコーン企業の仲間入り

先日、日本で最大のユニコーン企業がDMMになるという記事を書いたばかりでしたが、今回メルカリが約84億円の第3者割当増資を実施し、ここまで累計で126億円を調達しており、その評価額はユニコーン企業に定義されるところまで上昇していることがわかりました。

ちなみにユニコーン企業とは企業の評価額が10億ドル以上で、非上場のITベンチャー企業のことをいいます。ユニコーンという額に一本の角が生えた伝説の生き物のようにまれで、巨額の利益をもたらす可能性のある企業としてアメリカのベンチャーキャピタルなどで使われるようになりました。

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メルカリが日本で3社目のユニコーン企業の仲間入り

日本のユニコーン企業で現時点で評価額が最高なのはLINEで、1兆円を超えるとみられています。
次はDMMでこれはサクラバの個人的な見解ですが2,000億円~3,000億円のレンジでしょう。今回メルカリは1,000億円を超えたとみられており、アメリカに数多く誕生しているユニコーン企業が日本でも続々と誕生していることがわかります。

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アメリカや中国で増加中のユニコーンの波が日本でも

ちなみにアメリカでは1兆円を超えるUberやAirbnb、パランティール・テクノロジーズにスナップチャット、ピンタレスト、SpaceX、Dropbox、Evernote、スクエア等数多く誕生しています。

最近では中国でもシャオミや中国版Uberのディディ・クアイディ、ドローン製造のDJI、フィンテックのルファックス、中国版グルーポンの美団網など、こちらも米国に続いて数多く誕生しています。

しかしながら日本に所在する企業としてはLINEとDMM程度が1,000億円の価値を上回り、続くスマートニュースやフリーなどでも300億円程度とみられていました。

その中で一気にメルカリが業績の急上昇や黒字化などを伴い、評価額を上げており、これで日本で3社目のユニコーン企業が誕生です。

メルカリは上場をするのか

個人的にはおそらくLINEは近々上場するとみられ、DMMはその業態から上場しないと思います。メルカリについては、今回の大型調達は上場せず、短期的な利益に縛られず投資を続けていくために今回の調達に踏み切ったと思われますので、しばらく上場はないでしょう。(上場して資金調達しようと考えていたらここまでの大型調達はしないでしょう。)

ここまで大型の調達をしたということは上場するとしても2年以上先だと思われます。

メルカリの業績

2015年11月24日付で公表された2015年6月期の決算公告の数値を見ると、売上高42億3700万円で営業損益は11億0400万円の赤字でした。

しかしこれはTVCMなどの広告宣伝費に多額を投下したからだと思われ、なんと売上42億円に対して売上総利益は39億円にも上ります。

今後、利益を出すのは広告投資を抑えればよいだけで、それほど難しくはないでしょう。

すでにメルカリのアプリは日本で2,500万DL、米国で700万DLと勢いの止まらない状況で、どこまで急成長するのでしょうか。

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