dTV(旧dビデオ)の業績から見る店頭アフィリエイトという莫大な利権。ここまで累積100億円を超える利益

468万人が加入するdTV(旧名称はdビデオで2015年4月より名称変更)はエイベックスの子会社であるエイベックス・デジタルが70%、NTTドコモが30%を保有するエイベックス通信放送株式会社が運営している。同社は2009年4月に設立されている。

スポンサーリンク

dマガジンやクックパッドの店頭アフィリエイトの記事に大きな反響

携帯電話ショップの店頭で高い確率で同時入会することとなる月額サービス。それらを取り上げた記事は大きな関心を集めました。

法的には問題ないとされるこの店頭での加入促進も、多くの加入者は利用しないにも関わらず、複雑な解約方法や解約忘れを元に料金を支払い続けてしまいます。

情報弱者が割を食うという倫理的な問題はまだまだ議論の余地がありそうです。

こんなビジネスが許されるのか。ドコモの電子雑誌読み放題「dマガジン」の8割は利用しないのにお金を払っている休眠ユーザ

クックパッドを分析してたら有料会員数に異変。利用もしないユーザを店頭アフィリエイトで大量に獲得していたのか。

dTVのサービス内容

月額500円で国内外の映画、ドラマ、アニメ、音楽など合計約12万作品が見放題のサービス。

IT業界の人ならイーロン・マスクをモデルとした「アイアンマン」やFacebookの創業者マーク・ザッカーバーグを題材とした「ソーシャル・ネットワーク」もあるので、利用意向のあるユーザにとってはお得だろう。(2015年10月11日現在)

しかしdマガジンのアクティブユーザが2割という情報もあるように、当然dTVも未利用者が多いはずでほとんどの人は使わないのにお金を払っているユーザだ。

dTV(エイベックス通信放送株式会社)の業績

2015年3月期
売上245億
営業利益40.24億
経常利益39.86億
当期純利益25.42億円

累計純利益102.67億円

ここまで累計100億円以上の利益。

直近では40億円も利益が出ているので、ここからさらに利益の獲得ペースはあがるだろう。

その利益の大半は利用もしていないユーザが支払っている料金であることを忘れてはいけない。

この店頭アフィリエイトはもはや国から認可を受けた携帯電話会社の持つ莫大な利権と言っても過言ではない。

スポンサーリンク