読者の皆さんはインターネット企業の役員報酬がどのくらいかご存知だろうか?
上場企業の2015年3月期の有価証券報告書をみると、あくまでも役員報酬の平均値ではあるものの、インターネット関連企業でいうとドワンゴ5,850万円、サイバーエージェント5,812万円、ヤフー4,575万円、楽天4,490万円、GMOインターネット3,850万円と大手インターネット企業であっても4~5,000万円が相場。
もちろんこの数社はトップクラスの企業であるわけで、100社以上ある上場インターネット企業の役員報酬の平均はもっと低い。
そんな中、DMM会長の亀山さんの発言でわかったことだが、非上場であるDMMの役員報酬に驚いた。
Twitter上では見切れているので、以下全文。
非上場のウチにもゴーン氏とほぼ同額の役員がいるが、彼が株主でない以上、この報酬が高過ぎるかどうかは株主のオレ判断で良いだろう。
上場企業であったとしても、過半数の株主が異議を唱えるなら、正規の手続きを踏んで取締役を変えればいいだけなので、政府として口を出すことではないと思う。
ゴーン氏とほぼ同額って、8.9億円と近いってことか・・・
すげぇ。多くのインターネット企業は役員報酬よりもストック・オプション等、株式で報酬を与えるケースが多いが、非上場であるDMMはストレートに役員報酬で恩恵を与えているようだ。これはIT企業幹部の転職先として魅力的だろう。だが実は新卒人気も高まっている。
マイナビが「マイナビ2017就職企業ランキング」を発表しており、ここでもDMMが話題です。このランキングはマイナビが1979年から実施しており、今年はこの調査を株式会社マイナビと株式会社日本経済新聞社が共同で実施しています。
調査概要は以下の通り
調査対象:2017年3月卒業見込みの全国大学3年生、大学院1年生(調査開始時点)
調査期間:2016年3月1日(火)~2016年4月20日(水)
調査方法:
(1)就職情報サイト『マイナビ2017』上の入力フォームによる回収
(2)当社発行の就職情報誌にアンケートを同封し、郵送で回収
(3)『マイナビ就職EXPO』等、各イベント会場にてアンケートを配布・回収* 企業人気ランキングは5社連記方式
* 選社理由は1社につき2項目を選択する複数回答有効回答:33,630名
そこで驚くことにDMMグループは3位に入っている。
業績の好調やTVCMの増加はもちろん、数多くの事業のトライに加え、会長の亀山氏が最近NewsPicks等で積極的に発言をするようになったことにより、確実に認知度・ブランドは向上しているようだ。
日本が誇るユニコーン企業DMM。今後も亀山氏の経営哲学の元、独自のポジショニングで成長を続けそう。