GREEが本日第2四半期の決算を発表しました。DeNAの国内ゲーム売上は下げ止まり、また上昇傾向すら見えてきた中、GREEの売上減は止まりません。
もはや営業利益ではゲームが好調なサイバーエージェントに四半期ベースでダブルスコアをつけられたGREEの今回の決算を確認しましょう。
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ゲーム業界関係者必見。DeNAの業績を分析してみたらGREEより全然良かった。
サイバーエージェントが2016年中に日本最大のゲーム会社になるか。ガンホー・ミクシィをも超える勢い。
目次
GREEの第2四半期(15年7月~15年12月)の決算
業績予想と実績の差異
売上は予想と同程度ですが、営業利益は予想を上回りました!
おぉーすごいって言うのはちょと早い。そもそもここ最近のソーシャルゲーム業界はGumiショック以降、かなり保守的な予想を発表することが多くなっています。
四半期推移で見てみましょう。
売上や営業利益の四半期ごとの推移
売上も営業利益も下げ止まりが見えません。
一時期はゲームのプラットフォーマーを争ったDeNAとは何が違うのでしょうか。
営業利益ベースではサイバーエージェントの営業利益88億円からダブルスコア以上差をつけられてしまいました。
プラットフォーム別 全体コイン消費
ウェブゲームは仕方がないとしてもネイティブゲームですら伸ばすどころか下げ続けています。
ネイティブゲームのパイプライン
サイバーエージェントと比較ばかりして何ですが、サイバーエージェントは今年度14本ゲームを投入予定です。対するGREEは今後1年で11本。
このゲームがヒットするかどうか。1年後の両社の状況を見てみましょう。
GREEグループ従業員1500名以上
GREEの2015年6月30日現在の平均年収は業界ではかなり高い方で747万円。
1,542人で単純に計算すると年間115億円となる。
現預金だけでも700億円以上あるGREEなので会社としてピンチというわけではないが、P/Lベースで赤字となっていく可能性も見えてきた。