ドワンゴの川上量生と麻生巌の対談から読み解く日本の製品開発がダメになった理由

ドワンゴの川上量生はネット業界では有名人だが、ドワンゴの創業者であり、現在はKADOKAWAと合併しカドカワ株式会社となる会社の代表取締役社長だ。そのドワンゴの取締役でカドカワでは社外取締役に元内閣総理大臣で元副総理の麻生太郎を伯父に持つ麻生巌がいる。

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ドワンゴの影響力がネットの麻生太郎支持に影響?

2ちゃんねるでは麻生太郎が大人気だが、そんな2ちゃんはドワンゴと非常に関係が深い。

元々は2ちゃん管理人ひろゆきが立ち上げた掲示板だったが、その後動画に進出する際にひろゆきは川上量生をと手を組み、ドワンゴの子会社ニワンゴでニコニコ動画を立ち上げた。

ニコニコ動画は現在もドワンゴ系列のニワンゴの運営するサービスで、ひろゆきは設立時こそ取締役を務めていたが、川上量生に「めんどうだから辞めてくれる?」という軽いノリで取締役を辞任したことを明らかにしている。

現在は完全ドワンゴ支配下のニコニコ動画といえるが、2ちゃんを含めたネットでの麻生太郎人気に麻生巌が所属するドワンゴが影響力を持っているというのもなんとも不思議な縁である。

ドワンゴの哲学からして、「つくられた人気」である可能性は低いと思うが。。

そんな麻生巌と川上量生が日本の製品開発が弱体化した理由について語っている。

麻生巌
「最近、日本の行末というか、日本がダメになる理由みたいなものをよく考えるんですよね。このままじゃまずいのはみんながわかっているのに、なんで良い方向に向かっていけないのか。」

川上量生
「何かしらの答えは見つかったの?」

麻生巌
「1つ思ったのは、結局、今の日本の会社って、「言い訳できる製品開発」にいきすぎたんじゃないかなって気がするんですよ。言い訳といっても、「軽くなった」とか「性能が上がった」とか「画素数を増やした」とか、そういう「言い訳」ですね。仮に、つくったものが売れなくても、「いやぁ、薄くしたんですけどね」「性能は上がったんですけどね」という言い訳ができてしまう。そういう「リスクの無い製品」ばかりになっている気がするんです。それって、一見すると合理的な選択に思えるんですけど、実は敵に読まれやすかったり、競争力があまりない選択だったりする。だからビジネスにおいては、いかに読まれない行動をするか、いかに他人から理解できない、それでいて合理的な判断ができるかっていうのが、やっぱり重要だろうと。」

引用:ルールを変える思考法 川上量生

大手企業にありがちな言い訳できる製品開発

現在、日本の大手家電メーカーは業績不振で苦しんでいる。シャープを筆頭にソニーやパナソニック、東芝やNECなど一時期の勢いは感じられない。大企業となり、創業者がいなくなり、ベンチャー精神からサラリーマン精神が主流となる企業が業績不振に陥るのは当然といえるかもしれない。